ドル円、円安
今回はドル円、円安について触れて行こうと思う。
テレビで盛り上がっている物価高とは、この円安が要因だと言われている。
物価があがるとは、読んで字の如く「物の価格があがる」なので、今まで買えてきた値段では物が買えなくなってしまうのは当然である。
ただ、物価が上がるということは本来なら経済成長に基づいて起こることなので、給料も上がって然るべきなのだ。
しかし、給料は据置で、物価だけが上がる現象がこの日本で起きている、というのが問題となっている。
ではなぜ、今まで円安になることを止めていたのか、という疑問である。
アメリカではずいぶんと昔から物価高になっていた。だが、ドル円という観点においては円高が続いていた。
ある銀行員がこんなツイートをしていたことがある。
日本の円には価値がある。世界が未曾有の危機に晒されると投資家たちはこぞって日本の円を買うことで、日本のドル円は円高の傾向に向かうと。
この銀行員のセリフをひっくり返すと、今日本で起こっていることは、世界の未曾有の危機(ウクライナの侵攻やコロナウイルス)が起きているのに世界の投資家は日本円を買わない、というところにある。
そうなると、政府が円を買い一時的に円高を維持することができても、投資家という人は何万人ともいる。持続には追いつかないとすると必然的に世界の物価高に飲み込まれていくのだ。
今回おきた円安という現象は、未曾有で起きているように見えるが、元々起こるべくして起こる物だったのかもしれない。
世界の経済は成長を続け、日本はわざと止めていたかのように見えた。それをコロナウイルスやウクライナ侵攻といった打撃が少しだ経済を狂わしたのではないだろうか?
みなさんもこの円安と向き合って何が見えただろうか?